頭が悪いけど医学部を受験したい保護者とその生徒へ

とにかく、努力することが嫌いな人がいます。
しかし、「嫌いだから、もうしない」と言うのでは、ここで終了になってしまいますから、「努力は絶対必要なもの」だと、まず決意して下さい。

努力できないのには、やはり理由があります。
ただ単に「しんどいのが嫌いなんだ」と言われるかもしれませんが、「やっても無駄」だと思ってしまうことも、原因のひとつかもしれません。

例えば努力しても得られるものが小さいと思ってしまうと、がんばる気がしなくなっても不思議ではありません。

医学部に合格し、医師になったらどんなに良いことがあるかを、よく考え想像してみて下さい。

合格を喜ぶ自分、両親、先生。充実し、幸福な人生を歩んでいく自分。

今よりやる気が湧いてきませんか?

勉強に自信が無い場合、どうしても自分を否定してしまいやすく、努力してもたいした結果が出ないような気にもなりやすいでしょう。

でも、それは錯覚で、どんな一歩でも、踏み出せば前に進むのです。

勉強ができるようになる、成績が上がる、合格する・・・

こんな結果は、「よし、がんばろう!」の決意の一言から始まるのです。


勉強なんて意味がないという子どもに対して保護者はどのように言うべきか?

大きな問題点として、成績があまり良くない生徒やその保護者は、必要以上に諦めが早いということがあります。

やればできるのに、自ら可能性をつぶしていたのでは、どんな幸せも掴めないし、勿体無いのではないでしょうか。

良い指導者の下で、やれる限りの努力をして、それでも本当に諦めなければならない時に、はじめて諦めたのでも、決して遅くないと思います。

いくら親が怒っても、先生が説得しても、授業は聞かない、宿題はしない、自習などとんでもない、という生徒がいます。

いわゆる普通校で、学年で下から 3 分の 1 ぐらいまでの生徒は、ほとんどこんな感じでしょう。

例えば、ぜんぜん勉強をしない生徒がよく言うセリフに、
因数分解なんかいくらできたって、大人になって使わないでしょ?やっても意味ない!
というのがあります。

その通りですよね。
受験勉強は、受験に必要な勉強であり、社会で必要になる知識や知性そのものではありません。

でも受験には必要なんです。

そんな時、私は言います。
因数分解が得意な人を求めているんじゃない。みんなが因数分解を学ぶ時期に、人と同じぐらい勉強したのか、人以上に勉強したのかを見ているんだ。人ががんばっている時にサボるような人間、工夫しない人間は要らないと言ってるんだ。

私はあえてこのように誇張して言います。
こう言われて反論できる生徒はまず居ません。
少し極端なセリフなのですが、彼らの心には結構響くようです。

つまり彼らも、時に無意識かもしれませんが、心の中では分かっている。
したくない勉強から逃げるために、自分が自分に言い訳をしていることを。
しかし、それがわかってはいても、彼らにいくら勉強しろとただ言っても、そう簡単に勉強し始めることはありません。

もし何かが変わるとしたら、何かのきっかけで
「なぜ勉強しなければならないのか」
「勉強って意外に楽しいものなんだな」
「勉強するとこんなにいいことがあるんだ」
といった意識が、芽生えた時しかないでしょう。

ただ、それはある程度成長しまってからだ、なかなか難しいことなので、自然に勉強する習慣が身につくよう、可能なら幼少時から育てていくほうが、親としては確実で、かつ容易です。

そして忘れてならないのが、勉強は無理やりやらされるものではなく、本来は楽しいものであることも、同時に教えていきましょう。
そうしないと、知らないうちに「機械的な勉強」になってしまう恐れがあります。

両親が協力したり、学校や塾の先生と相談したり、 まして、本番までの期間が短く、これから今までの分を挽回して頑張ろうという時には、一丸となって知恵を絞り向かっていかなければなりません。




保護者のための医学部合格の心得

初・中級編
簡潔に、覚えておいて頂きたいこと。
○ 医学部は誰にでもチャンスがある。
○ 中学生で平均点を超えていなければならない。
○ お金持ちでなくても合格はできる。
○ 教育費は節約できる。


上級編
既に医学部へ進む強い意思をお持ちの場合、覚えておいて頂きたいこと。
○ 中高一貫校が有利である。
○ ただし、中高一貫のデメリットもある。
○ 難関医学部受験には、塾、予備校に通う生徒が多い。
○ 勉強ができるだけでは医師に向いていないこともある。


なぜ医学部合格心得が違うのか
まだ、医学部を目指そうとして、日が浅い方の場合。
まだ不安のほうが多いと思います。

成績やお金の心配、将来のこと、医師の世界もまだいまひとつわからない・・・など。

よって、心得は、『不安を確信に変える』 ことが最も大切です。

一方、医学部を目指そうと、もう動いておられる方の場合。

対策は立てておられるとは思いますが、どうしても目先の学力や成績に目を奪われがちです。

もちろん、そのままでうまくいく場合もありますが、ちょっと立ち止まって目に見える学力以外の要素にも目を配っていただきたいのです。

よって、この場合の心得は、『石橋を叩く』 『より良い道を探す』 ことが大切です。

このページの先頭へ