医学部生ってやっぱり勉強が大変?どんな試験があるの?

どうですか? 早く勉強してみたいと思いませんか?

医学部合格を果たすほどの勉強をしてきた人なら、少なからず勉強を楽しんできた部分もあるでしょう。

実際、医学部で次々と新しい知識を身につけていくことは、本当に楽しいです。

ただし、各学年で各科目ごとに試験がありますから、勉強は結構大変です。

不可(=不合格)になると、再履修や補講、最悪の場合は留年(=進級させてもらえないこと)となるので、そのプレッシャーは大変なものです。(医学生にものん気者もいて、留年すらあまり恐れていない人も、まれにはいますが)

しかし、医学部に合格できる学習能力があれば、努力次第で突破できるレベルですので、心配は要りません。

例えば、内科医になるとします。

そして実際に内科医になってからは、内科以外の知識はそんなには増えないので、内科以外の科については、学生時代に勉強した知識を“貯金”として一生使うのです。

そういうわけで、学生時代の勉強は非常に大切なのです。

医学部生としての 6 年間は、医師になってからの生き方にも、大きく影響するでしょう。

いろいろな事を学ぶにも、ゆったり楽しみながら暮らすにも十分な時間があります。
できることなら、多くの医学の知識を得ると同時に、人間としての成長も果たせる有意義な時間にして欲しいと思います。




試験に不合格だと進級できない!留年の恐怖

医学部の6年間には、様々な授業科目があり、その節目では、やはり期末試験のようなものがあります。
それぞれの科目で合格・不合格が判定されます。

合格すれば何の問題もないのですが、不合格の場合は再試験、再履修(もう一度授業に出る)となります。

問題は再試験が用意されず再履修になる場合ですが、新学年までに再履修でき合格をもらえればいいのですが、そうでない場合はもう一年同じ学年に留まらなければならない場合(留年)もありえます。




医師になるなら通る道 解剖実習について

医学部に入学すると、親戚や知り合いなど、いろいろな人から解剖実習のことを聞かれます。

では、実際にどんなものかというと・・・

まず、解剖学という科目があります。

肉眼で見える体の臓器はもちろんですが、ちなみに顕微鏡で見る組織学も解剖学のひとつです。

大学によって、差異があるかもしれませんが、解剖学の中でも骨学から学び始めるのが一般的なのではないでしょうか。

骨学とは、その名の通り、人骨の名称、形状、機能などを学ぶ学問です。
これは、ただ教科書で覚えるだけでなく、実際の人骨の標本を触って細かい名称まで覚えていきます。

入学するまで買う必要は全くありませんが、ちなみに以下の本が教材としてよく使われます。

骨学実習の手びき (単行本) 寺田 春水 (著), 藤田 恒夫 (著)
Amazon で、4,200 円でした。

骨の名称や骨にある突起やくぼみや穴などを、日本語とラテン語(英語)で覚えます。
数百個の名称があると思いますので、覚えきるのはそれなりに大変です。
もちろん試験もありますので。

さて、骨学についてはこれぐらいにして、次に一般で言われる解剖実習についてです。
これも大学や年度によって様式が異なりそうですが、一例としてお読みください。

解剖実習を始める時期は、2年生、または3年生です。
生徒数名でグループになって、一体の献体を解剖していきます。
約半年程度で、実際にカリキュラムに沿いながら解剖を進めます。
骨学同様、臓器や筋肉、神経、血管などの名称、基本的な機能を、頭に叩き込んでいきます。

医学生育成や医学の発展のために、ご献体頂いていることを十分理解し、しっかりと勉強をしなければなりません。

とにかく解剖実習が始まると、医師になろうとしているんだという実感が強くなります。
当然、最後には試験もありますから、医学生にとっては、解剖学は最初の大きな関門です。

あと、世間でも言われていますが、解剖実習では時には具合が悪くなる人も確かにいます。
特に実習初回は、どうしても誰もが様々な気持ちになると思います。

解剖実習の手技説明のためのビデオなどが用意されている場合もあると思います。
映像で解剖の様子を見るのも、なかなか精神的には堪えます。

しかし、そこは強い意思と使命感、精神力でなんとか乗り越えていかねばなりません。




臨床実習
俗に「ポリクリ (ポリクリニック)」や「クリクラ (CCS クリニカル・クラークシップ)」などと呼ばれ、多くは5 年目から 6 年目にかけて大学付属病院や市中病院などの院外施設で臨床実習を行います。

ほぼ全ての診療科を、5~6 人の少人数グループで一通り回ることになります。

実際の患者さんの診察や手術に立会っての見学や、本物の各科のカンファレンスでの患者さんのプレゼンテーション、レポート作成など、いろいろ忙しくなります。

実際に白衣を着て院内を回りますから、自分が医師になろうとしている実感が、グッと近づいて感じられます。



卒業試験
臨床実習も終わり、やれやれといっている暇はなく、卒業試験が待ち構えています。

医学部に関しては、卒業試験という呼び名が一般的かどうかわかりませんが、とにかく卒業前にいろいろと試験があります。

単に履修科目の合否判定の目的や、国家試験対策を目的としています。

国家試験が危なそうな生徒を卒業させなければ、大学の合格率はアップする、という恣意的な意図があるかどうかは、実際のところ表立っては分りませんが、多分あるのでしょう。

とにかく生徒にとっては、その期間は精神的にも体力的にも、かなり過酷です。
これを突破し、卒業が決まっても次に国家試験があることを考えると、医師になるまではなかなか大変です。

ちなみに、他の学部のような卒業論文はありません。


 国試浪人の恐怖
無事医学部を卒業(予定)し、すぐに医師国家試験にのぞむのですが、もちろん全員が合格するわけではありません。

一発勝負ですから運の要素もありますし、努力にもかかわらず残念ながら不合格になる場合もあります。

合格率が高いだけに、不合格後の1年間はかなり孤独な期間になると思います。
さらに1年間準備ができるとはいえ、必ず受かるという保障もありません。

いろいろなプレッシャーに耐え、合格を目指して乗り越えるしかありません。

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