中高一貫校のメリットとデメリット

すでに学力が一定以上ある場合、生徒自身も保護者も、早い段階から受験を意識しているでしょう。

当然、中学や高校も、少しでもレベルの高い学校を選択されていると思います。

中高一貫の進学校、公立の進学校とありますが、それぞれについて考えてみましょう。


国公立大学の医学部と私立大学の医学部


一般に進学校と言えば、中高一貫教育を行っている有名私立校がまず挙げられます。
学力育成を最優先に考えれば、当然これら進学校から医学部を目指すほうが、より確実性があります。

特に、東京大学理科Ⅲ類を始めとする超難関医学部を目指す場合には、進学校からでないと、極めて困難といわざるを得ません。

中高一貫校の大きな特徴は、まず高校受験が無いこと。そしてそれを利用し、およそ 1 年早く授業を進め、高校2年時にはおよその高校での学習内容を修了します。

その結果、残りの3年時の1年間は、大学受験対策をじっくり行うことが出来るようになっています。

ポイントは、3年時に受験勉強にまるまる使えるということで、圧倒的に受験には優位な状況ができます。
いわば、浪人生のような学習を行うのですから、それは当然です。
特に医学部受験には、難問を解くトレーニングをする時間も必要であり、やはりかなり優位だと考えられます。

あえて、問題点を指摘するとすれば、少し早めの授業進度について行けるかということ。
無事に高校 2 年生程度までついて行ければ、あとは受験勉強をすればいいだけです。
しかし現実は厳しく、毎年人知れず、多くの学校で数名の脱落者(退学者)が出ているようです。

私立小学校と中高一貫校のメリットとデメリット

次に、高校受験が無いことによる“中だるみ”の恐れがあります。
日本では、多くの子どもが高校受験と言うプレッシャーを経験し、学力も精神も成長する過程があります。

大学受験までの6年間、しっかり目標を持って生活し、学習を積み重ねる根気強さが必要です。

デメリットをもうひとつ。
それは、受験までのレールが敷かれていること。

このデメリットは非常に分かりにくいかもしれませんが、学校の先生や授業カリキュラムが、受験合格までのお膳立てをしてくれすぎていることです。

つまり、自分で勉強の創意工夫をしなくても、決められたことをこなしていれば大丈夫なんだと言う油断を生ずる可能性があります。

実際には、言われたことをやっていれば多くは合格するでしょう。

しかし、医学部卒業後の実社会では、様々なことに創意工夫できる人が優秀な医師となります。

受験に限らず、現状に満足することなく常に高い問題意識を持ち、もっといい方法はないか、他に可能性はないか、深く考える姿勢を持って欲しいと思います。

中高一貫校は、学習面でのメリットが大きいので、あえてデメリットをとり上げてみました。



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