凡人が秀才に勝つための勉強法

医学部に合格するためには、一定以上の学力が必要なことは、もう何度も書きました。

それはわかっていても、人間は弱い部分も多いですから、なかなか勉強が進まない、やってきたようでも結果が出ていない、ということもあるでしょう。

今の学力をみて、まだ医学部合格レベルに達していないと感じるなら、今からなんとかして大逆転をしなければなりません。

まずは、みんなに追いつき、そして逆転するための勉強法を考えてみましょう。


一般的な常識では、偏差値50以下では医学部合格は困難です。私立大学の中には何とか入れるところがあるかもしれませんが、そのままの学力では入学後も卒業後も心配です。

なんとか高校生の間に学力をアップし、将来の医師として恥ずかしくない学力レベルまで持っていきましょう。

劣っていると言っても、今まだ中学生なのか、すでに高校生なのか、何年生なのかによって、対策は変わります。

中学生ならば、とにかくあせらず基礎を徹底してやり直すところから始めれば、いくらでも間に合います。

一番の問題は、生徒自身、そして保護者も、もう無理だと思ってしまうことです。

まず決意すること、そして努力すること、適切なアドバイスをくれる指導者を見つけること、これらがそろった時、夢だと思っていたことが現実となります。

もうすでに高校生ならば、受験までの残り時間が少ない分、大変な努力が必要になります。
ただ、言えることは、基礎からやり直さなければ、絶対に応用問題は解けないのだから、1 日でも 1 時間でも早く勉強に取り掛かり、基礎力作りを徹底して下さい。

私の考えでは、“本気で”高校2年のはじめぐらいから勉強に取り組めば、少なくとも国公立の地方大学医学部合格ラインには到達できると考えています。

平均以下の学力レベルを彷徨っている生徒の場合、ほとんどが英語を苦手としています。
英語には、英単語、英熟語、英文法、構文、長文読解、リスニングなど、多くの領域があり、一度苦手意識を持つとなかなか追いつけなくなってしまうのです。

そうなると、何とかしなきゃと思っても、どこから手をつければいいのかも分からなくなるのです。

まず単語力をつけてください。
文法も自信がないでしょうが、とりあえずそれは横に置いておいてでも、単語力だけは負けないようにして下さい。

『毎日1時間! 英単語を10回ずつ書きまくること。』

まずこれからです。

大変そうでしょ?

そのうちに、こんな効率の悪いことやってられない!っと、感じ始めます。
(1時間の苦労をした分ほど、単語を憶えられていないことに気がつくから。)
ということは、もっと効率の良い勉強を、無意識にイメージでき始めているのです。

何をしたらいいのか分からない時は、無駄だと思うようなことでも、手を動かしたり、音読したり、まず行動を起こしてみましょう。

合格ライン

上の学力ピラミッドを見てください。

あなたは、合格、合格ギリギリ、不合格、これらのどのグループですか?

よく見ると、合格ギリギリグループの真ん中に、合格ラインがあります。

確実に医学部合格ラインを超えるためには、合格ギリギリ、不合格のグループには“逆転”が必要です。
また、合格グループの人にも、もっとハイレベルな大学に入るための、逆転する力が必要な人がいるかもしれません 。

『逆転する』ということを、もっと深く考えてみよう。

全力を出し切れれば、必ず逆転のチャンスはある。
一番いけないのは、やっても無駄だと考えてしまうことです。
他の生徒のことを考える前に、まず自分自身が、本当に努力しているかを振り返ってみよう。

誰もが夢見る理想的な学習法とは、どんなものでしょう?
授業で聞いたことをその場ですぐに覚えられる

理想といえば、こんな感じでしょうか。

しかし、現実は・・・

聞いた直後から忘れ始める

誰もが、勉強はなかなか進まないし、やったことだってすぐに忘れてしまいます。

でもこれが、自分だけだと思い込んでいる人が多く見られます。
そしてこの思い込みが、逆転の可能性を潰してしまっているのです。

そもそも聞いたことを100話セーンとは理解できていない


自分より成績のいい友達を見れば、何でもわかっている天才のように錯覚してしまうかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。

真面目な顔をして授業を聞いていても、それほど理解できていない場合や、違うことを考えていることもあるでしょう。

できる子は、どこかで少し人より努力しているのです。

さて、では逆転と言うからには、残り時間が少ないという場合が多いはずです。

ですから、最も効率の良い勉強法で、限界まで努力しなくてはいけません。
ただし、どんなに効率の良い勉強法を見つけても、努力なしには成果につながりません。

細切れの時間を無駄にしたり、けじめなくテレビやゲームをいしていては、とても逆転などできません。

自分は本当に努力していますか?
自分の行動に、危機感や必死さが伴っていますか?
自己チェックしてみてください。

努力する姿勢ができつつあれば、次に、効率の良い勉強法について考えてみましょう。

「効率の良い・・・」、つまり最小限の勉強で、長く記憶できれば良いのです。
では、そのためにはどうすればいいのか?

例えば、自分で問題集を買って自習する場合を考えてみると、 まず問題を解いてみる→ 答え合わせをする→ 間違いを訂正する。

これは、自習ができる生徒なら、誰でもするやり方です。
もちろん、これで1セットで良いと思います。

ただ、この努力をもっと有効なものにするためには・・・

さらに、やったことを復習しなければ、せっかく頑張って覚えたことすら、みるみる頭から消えていきます。

もっと具体的に想像してみましょう。
皆さんの生活を思い出して下さい。

仮に、ある問題を解いて勉強し、同じ問題を 3 ヵ月後にやった時、今度は満点がとれるようになっているのでしょうか?

もし、3 ヵ月後の点数が、今の点数と大して変わっていなければ、せっかく今やった努力が無駄になってしまいます。

これでは、私達が目指す「効率の良い学習」にはなりません。

同じことを何度も繰り返し記憶の定着を図る

とにかく、これを忘れてはいけません。
繰り返しさえ、復習さえ手を抜かなければ、記憶は定着していきます。

頭の良し悪しはあまり関係なく、万が一あったとしても、その分を多めに復習を繰り返せば大丈夫です。

これは自習の例でしたが、学校でも塾でも同じような経験はありませんか?

眠い目をこすって、毎日学校へ通い、膨大な時間を授業で過ごしているわりに、頭に残っていない。

わかったつもりだったことも、数日したら、「あれ?」という経験。

もしそうなら、自分の生活を振り返ってみましょう。

学校や塾で授業を受け問題を解く。
しっかりと復習ができていますか?
解きっぱなしになっていませんか?

もし、そうだとしたら、毎日学校や塾で 10 時間も使った学習時間の多くが、ほとんど無いものになってしまっているのです。

60分の授業内容のことでも、その日の夜なら15分もあれば、見直し復習はできます。
さらに次の授業の前に、5分でも見直せば、前回の授業で学んだことが、みるみる甦ってくるでしょう。

このように、たった15分や20分の復習で、授業を受けた60分が決して無駄にはならないのです。

また、繰り返すことが記憶にとって大切という意味では、授業で習う前にあらかじめ予習をしておくことも、同じような効果があります。

予習をすれば理解度もアップ

授業が実質的に 2 回目の勉強になる繰り返し、という意味とともに、問題意識を持って授業を聞くことで、授業中の理解度を上げることできます。
結果的に、記憶は定着しやすくなります。

これらの考え方は、自習でも、学校や塾でも、基本は同じです。

繰り返しますが、逆転の方程式は、
逆転合格 = 努力(復習、予習) + 工夫(効率)

この両方がそろって、はじめて実現できます。
工夫なく努力しても、逆に効率ばかりを考えるだけでも駄目です。

楽をしたいという弱さを抑えれば逆転は可能

順序でいうと、効率の悪さを考える前に、まず勉強時間を確保する努力です。

一日の中には、必ず勉強できずに無駄にしている時間があるはずです。
楽をしたいのは、みな同じですが、そこを乗り越えて、まず復習に時間をとりましょう

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